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シニアツアー

〔金秀シニア/2R〕大会前日に出場チャンスを得た白潟が、首位2打差2位で最終日に挑む

2023年04月07日

 レギュラーツアー1勝、シニアでは2019年の日本プロシニアで優勝している白潟英純(56)が、第2ラウンドを4バーディー2ボギーの70で回り、通算4アンダー2位グループに入った。

 「雨が降って、風は昨日とは反対の流れでしたし、なんとか安全、安全と思って過ごした一日でした」と白潟は振り返る。1番スタートホール。ラフからのショットはフライヤーでグリーンをオーバーし、ボギー発進としてしまう。3番パー3(192ヤード)は5番アイアンで50センチにつけるスーパーショット・バーディーでスコアを戻し、雨が強く降り始めた5番パー5では2メートルのバーディーパットを沈めることができた。7番はボギーだったが、後半の12、13番で連続バーディーを仕留め、最後までモチベーションを下げずにホールアウト。初日、2日目ともに70で回り、首位と2打差の通算4アンダーは2位タイと優勝争いに食い込んだ。


 白潟は「後半は多少余裕があってか、うまく回れました。今週は結構ドライバーがフェアウェイにいくんですよね」と、好調なラウンドを振り返る。今年1月から使用しているミズノの新製品とのことで「ミズノの契約選手もみんな使っているみたいで、これでいいんだと改めて確信が持てました」と安定して使える武器が味方した。

 今年の3月、鹿児島いぶすきGCでの最終予選会では29位。大会前日に欠場者がでたことで、直前に出場資格が回ってきたというラッキーなタイミングだった。「ウェイティングからぶっつけで来ていますから、棚ぼた的なもの。好位置につけられたことで、まだチャンスがある」と、語気を強める。九州出身の白潟にとって、沖縄・かねひで喜瀬カントリークラブという場所は、九州プロ会での競技会会場になっていることもあり、よく知るコースの一つだという。「挑戦し甲斐があります。だからこそ思いっきり頑張りたい」。安定感、そして飛距離も出る新兵器・ドライバーを手に、白潟にとって4年振りの優勝を目指した最終日が待ち受ける。