レギュラーツアー6勝の51歳・平塚哲二が5バーディー1ボギーの68をマークし、首位と1打差4アンダー2位につけている。誕生月が11月ということでシニアツアー参戦は実質2年生。昨シーズンは13試合中、トップ10入り4回と安定したパフォーマンスを見せて賞金ランキングを12位とした。
第1ラウンドでは攻撃的なプレースタイルに加え、小技が決まった。イン10番ホールからスタートし、12番、18番パー5ではアプローチショットがOKの距離に付き2バーディー。ターン後の1番、2番パー4でも流れに乗り3連続バーディーとスコアを伸ばす。4番パー4では7メートルのバーディーパットを沈めリーダーズボード上位に躍り出た。しかし7番パー4のティーショットを曲げて、深めのラフからうまく出せずに本日初のボギーだったが、アウト・インとも34でまとめて2位グループに入った。
「風が強いので、スイングとかいうよりも、どういう球を打つのかだけに集中して。特に低い球を意識していました」とラウンドを振り返る。「他にチャンスもありましたけど、パッティングが決まらない。まあ、このグリーンなら短いのも外したりもすると思いますよ。グリーンが難しい。そんな中で、ショートゲームがきちんと打ててました」と安堵する。
平塚にとってシニア2年目の開幕戦。スタートダッシュは成功した。「この1、2年でシニア初優勝」という目標にも一歩近づいた。「残り2日、楽しんで出来れば良いですね。無理しないように」と、この時点ではゲームに関して控えめな発言にとどめたが「沖縄は美味しいお酒もあるし、ゴルフ場離れても良い時間を過ごせています。ルーキーの時は優しい先輩方からいじられたけど、今年は後輩も入ってきたからいじれるよね(笑)。シニアツアー、楽しんでます」と期待のかかる、今季初戦の戦いに充実感を漂わせた。