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【TCPシニア選手権/FR】柴田忠則は1打届かず2位タイ、悔しさを次に戦いにつなげる

2023年11月03日

最終組から3組前でプレーした柴田忠則(51・TP-A)は1アンダーから最終日はスタートした。アウトコース1番パー5で3打目を50センチに寄せバーディーを奪い幸先いいスタートとした。4番パー3ではバンカーから寄せられずボギーとしたが、7番パー5では80ヤードの3打目を50センチOKバーディーにした。「バーディーチャンスにはいくんですが、全然入らなかったです」。ショットの調子は良いがパッティングが決まらない前半となり、9番ホールを終わって前半1つスコアを伸ばし通算2アンダーで折り返す。

「後ろの状況は分からないので、伸ばすしかないかなと思っていました」。インコースでも悩めの種のパッティングがなかなか決まらずバーディーは14番、17番のパー5でそれぞれ1、5メートル決めるのみ。通算4アンダーでホールアウトし、クラブハウスリーダーとして後続組の状況を待つこととなった。

 最終組の渡邊達選手は一時6アンダーまで伸ばしたが17番でボギー。最終ホールの結果ではプレーオフも考えられたが、パーとしたため5アンダーでホールアウト。柴田は1打差届かず、悔しい2位という結果となった。

「昨日が悪すぎました。グリーンを1回しか外してないのに、1アンダーでは話になりません」。宍戸ヒルズCCのグリーンアンジュレーションと芝目は多く選手を悩ましていた。練習ラウンドと第1ラウンド、そして最終ラウンド、3回の経験では読みとフィーリングが合わなかったようだ。

 2022年はシニアツアー予選会ランキング14位で賞金ランク51位。今シーズンはシニアツアーには、3試合出場し、ファンケルクラシックで8位タイ、日本シニアオープン、日本プロシニアでは順位はあまり良くないが予選は通過している。2007年にティーチングプロ資格を取得し、2014年42歳の時にプロテストに合格し、トーナメントプレーヤー資格を取得した柴田にとって、シニアツアーへの思い入れは強い。

「今後の目標は11月末から実施されるシニアツアー2次予選を突破し、来年の最終予選でシニアツアーの出場権を獲得することです」。力強い言葉で目標を語ってくれた柴田。今大会の悔しい思いをシニアツアー予選会で爆発させて、来シーズンはシニアツアー全試合出場に期待したい。