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【野萩カップPGA後援/FR】プロ1年目の冨田幸暉が執念の2位フィニッシュ

2023年05月10日

 昨年のプロテストに合格し、今年の1月にPGA入会。3月に中部学院大学を卒業し、4月から地元・飛騨高山カントリークラブで所属プロとして活動している冨田幸暉が、堂々の2位フィニッシュを遂げた。

「スタートは緊張からか、プレーが硬かったです」と苦笑い。1番ホールをボギーとしたが2番パー5でバーディーを獲りバウンスバックに成功。しかしドライバーショットが決まらず、前半は苦しみながらも1アンダーで耐えていた。気持ちを切り替えて挑んだ10番パー5でようやくバーディー。このまま流れに乗りたいところだったが、難易度の高い後半はパーセーブがやっと。残り3ホールのところで、首位とは2打差つけられていることを知る。「最終ホールはイーグル」と決意を固め、集中力を高めて挑んだ18番ティーショットは、2オンを狙える絶好のポジションを捉えた。残り195ヤードは4番アイアンを選択し、左奥目の4メートルの距離につけられた。「これでプレーオフにいけると思ったのですが、わずかにカップ外れてしまって」と悔しさも残るが、「よくできたと思います。最終組でプレーさせていただいて、ツアープレーヤーの勝俣さんをはじめ、ハイレベルな同組のみなさんの技術が本当に勉強になりました」とすがすがしい表情で冨田は振り返った。

 2位に入り獲得した120万円の賞金にも「嬉しいです。これがプロゴルファーとしての大仕事ですよね」と笑顔。伸びしろのあるルーキープロとして、冨田はこれからの活躍に期待がかかる。