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【野萩カップPGA後援/FR】最終ホールでイーグル奪取!3位に入った河野祐輝

2023年05月10日

 最終ラウンドは2アンダー5位グループからスタートした河野祐輝(NTT西日本アセット・プランニング)が最終18番でイーグルパットを沈め3位に入った。

 「レギュラーツアーに引けを取らない、素晴らしいグリーンの仕上がりで、僕の好きな硬いグリーンだったこともしっかりマネジメントできたと満足しています」と河野は笑顔で一日を振り返った。

 スタート1番パー4でボギーが先行したが、2、3番で2連続バーディーを仕留め、チャンスが来るのをじっと待った。ショットの縦距離がほんのわずかにショートし、グリーンをなかなかとらえられないホールが12ホール続いた。終盤の16番パー4はティーショットが左ラフへ。残り75ヤードはグリーンの形状を計算し奥目3メートルほどのポイントに置き、狙いを定めてバーディー奪取。17番パー3は215ヤードを5番アイアンでカット気味にショットし、グリーンを捉え難ホールをパーで凌ぐ。迎えた最終18番パー5では、セカンド残り196ヤードを4番アイアンで2オンに成功。10メートル弱のイーグルパットが綺麗にラインに乗りカップイン。3位という成績に「満足です」と肩の荷を下ろしたのだった。

 河野は2009年にプロテストに合格してから14年が経ち、今年は35歳を迎える。「プロとして技術も求められますが、メンタル部分のマネジメントも大事な要素」と新しいゴルフの捉え方に重点を置いているという。「欲があると、すぐにスコアに影響する。セーフティーなプレーで守べきことは守る。そして結果を受け入れて満足度を上げていきたい」と俯瞰する。

 今年の目標は2つ。「まずは7月に行われる日本プロ最終予選会を通過し、本戦に出場したい。そしてQTファイナルでは20位以内に入ることがマストです」。今回優勝こそ叶わなかったが、日本プロが開催される北海道は相性のいい土地ということもあり、まずは目標クリアに向かってひとつ手ごたえを掴んだようだ。