PGAジュニアリーグ2020年シーズン、西日本地区は2年目となる兵庫、そして新たに大阪でディビジョンが立ち上がった。両ディビジョンとも9月に開幕。順調にリーグ戦は消化し、 兵庫ディビジョン優勝チーム・アマバンド&スポーツと、大阪ディビジョン優勝チーム・VIVOゴルフチームによる西日本代表決定戦が、11月29日、大阪府にあるアークレイクゴルフ倶楽部にて開催された。
アマバンド&スポーツ
VIVOゴルフチーム
対戦は各マッチとも接戦となり、1打のショットや1打のパットのミスで、勝敗を左右するような展開。最後のホールまでどちらも譲らない大混戦となった。ポイント数は4.5ポイント対4.5ポイントの同点。ポイント数がタイの場合は、全マッチの獲得ホール数で勝敗を決めることになっており、獲得ホール数は9ホール対6ホールで、西日本代表チームはアマバンド&スポーツに決まった。
仲間の一打を見守る
次の一打へ
「大阪代表として勝ちたかったのですが、残念ながら負けてしまいました」。惜しくも敗れたVIVOゴルフチーム田中コーチは残念そうに語ってくれた。ポイント同数で獲得ホール数差での惜敗に「大阪の意地を見せられなくて申し訳なかったです。相手がとても強かったです。どの子供たちも精一杯プレーしていました、喜んでいる子もいれば、悔し泣きをしている子もいて、チーム戦だから芽生える気持ちだったと思います」。個人で活動している選手も多いが、チーム戦は仲間との輪が生まれる。「これがジュニアリーグの素晴らしさです」と最後に話してくれた。
チームメイトと距離の確認
スタートホールのティーショット
アマバンド&スポーツの山本幸路監督は、「ジュニアリーグに参戦するにあたり“日本一”になることを目標としていました」。兵庫1位、西日本1位は通過点であり、あくまでも日本一と高い目標を掲げていた。
チームの母体であるNPO法人アマ.バンド&スポーツの基本方針も「世界で活躍できるプロゴルファーに育てる」。そして「尊敬される存在になること」。結果からすると目標通りになった。
だた、僅差での勝利に「正直、安心しました」。この一戦のスケジュールも1ヶ月前に決まり、なかなか事前の対策ができなかったので、不安もあったようだ。「コロナの状況もありますが、決勝大会が開催されて、日本一を目指したいです」。この勝利でチーム目標へまた階段を1段上がった形となった。
チーム最年少でポイントゲッター道上稀唯選手
目指すはもっと高いところ!
山本監督はジュニアリーグについても、「ゴルファー創出にはすばらしい取り組みで、若い世代からのパワーで業界の活性化にも繋がるんではないか、他の地区にも少しずつ広げていけば、私たちPGA会員の職域も広がっていくんではないですか」。このプログラムの今後に展開にも期待してくれているようだ。
西日本代表決定戦対戦結果は、以下の通り。
アマバンド&スポーツ(チームポイント4.5) VS VIVOゴルフチーム(チームポイント4.5)
※ポイント数タイのため、獲得ホール数が9ホール対6ホールでアマバンド&スポーツの勝利