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ジュニアリーグ

大阪ディビジョン

2020年11月05日

PGAジュニアリーグ大阪ディビジョンの2試合が10月17日(土)千刈カンツリー倶楽部(兵庫県三田市)にて行われた。

大阪ディビジョンは今年度からスタートし、昨年初代ジュニアリーグ日本一となったリアライズ(監督・川西直樹)、VIVOゴルフチーム(監督・下内聡)、東大阪GCジュニア(監督・山下真也)、江坂GCジュニア(監督・川西直樹)の4チームで構成される。

 江坂GCジュニア対リアライズは全てのポイント(9ポイント)を獲得したリアライズが勝利した。VIVOゴルフチーム対東大阪GCジュニアも全てのポイント(9ポイント)を獲得したVIVOゴルフチームが勝利した。順位は2戦2勝のリアライズが1位、2位には初戦を迎えたVIVOゴルフチームが1勝で続いている。

VIVOゴルフチーム

江坂ゴルフセンター

 VIVOゴルフチーム 田中健一コーチ

「リアライズの関係者の方からお誘いの電話を受け、そのことをスクールに来ている男の子に『6名揃うと出れる試合があるよ』と伝えたところ集めてきたんです」と田中健一コーチはチーム作りの経緯を話しだした。スクールには6名をそろえるだけのメンバーがいなかったことが理由の様だが、試合会場での出会いから生まれたチームは世界ジュニア経験者などの実力者が揃う結果となり、「初めて会ってびっくりしました」と驚いたという。試合経験のある子供たちにとってはジュニアリーグの競技方法に物足りなさを感じるのではないかと思いきや、「中一の子は今年が最後になるので『思い出作りのため』とか、チーム戦もなかなか経験出来ないことなので楽しんでいます」と事前に練習ラウンドもこなし、ペアの決定など親御さんも含めて準備に余念がない。チームの印象を問うと「チームの輪を大切にして絆が深まっている感じがします」と心技体とも整い準備万端だ。「子供たちには楽しんでもらいたいというのが願いです。この取り組みは初心者でも競技に参加できる楽しさがあるのでこれを機にスクール生も増えれば」と語った

江坂GCジュニア・リアライズ 川西直樹監督

昨年リアライズを総合優勝チームへと導いた川西直樹監督。今年は「江坂GCジュニア」を加え2チームを登録した。「ジュニアスクール活動はリアライズと江坂ゴルフセンターの2施設で行っています。昨年は一年目ということもあり両方の施設からメンバーを集めチームを作りリアライズとして参加しましたが、今年は双方でチームを作りました」と活動の幅を広げた。リアライズは昨年のメンバーの7名が残り、あらたに1名が加わり8名での登録とした。江坂はラウンド経験のある子が半分で試合経験もなく、更に残りの半分はラウンド経験も浅い子達を集め登録をした。いわばリアライズの育成チームとしての位置付けだ。「一人はレッスン中にティアップの練習をしました(笑)」とこれをステップにして成長してくれたらと願う。今年の目標を問うと「VIVOさんがすごく強そうなのでリアライズに関してはまずは大阪ディビジョンを一位で通過できるかどうかですね。メンバーは決勝大会を目標にはりきっています。決勝進出チームが決まるのはおそらく最終戦(対VIVO)と思われるので可能な限りサポートしていきたいと思います。江坂GCジュニアは3試合の試合経験が『楽しかった』と思ってもらえれば十分です。これで来年更にチーム数が増えることを願っています」江坂ゴルフセンターには小1から高校生では80名ほどスクール生としての登録があるが、ジュニアリーグ対象年齢だと20名程。参加者の楽しかった思いが子供たちを通して良い意味で伝染していくことを願っている。

リアライズ

東大阪ゴルフセンター

東大阪ゴルフセンター 山下真也監督

リアライズの川西プロから練習場にジュニアリーグへの参加を呼びかけられたことがきっかけとなり「ジュニアリーグに興味があったので」と山下真也監督はこれに応える形でチーム作り着手した。東大阪ゴルフセンターにはジュニア育成に関する取り組みとして、年間20名を抽選にて選ばれた子供たちが参加する「東大阪ジュニアゴルフ育成会」と毎週土曜日に6名の子供たちを対象としたジュニアスクールの2種類がある。この取り組みに参加している中からの一名と過去に参加していた子供たちを誘ったところ7名が揃ったという。チームの特徴を問うと「礼儀の正しい子供たちを集めました。勝ちには全くこだわっていません」とゴルフをとにかく楽しんでもらいたいとの思いが伝わってきた。「メンバーの中には試合が初めての子やラウンドが初めての子も参加しています。将来ゴルフ業界を盛り上げてくれる存在になってくれたら」とジュニアリーグの取り組みに期待を持った。

◆大阪ディビジョン成績