PGAジュニアリーグ神奈川ディビジョンが、9月19日(土)小田原湯本カントリークラブにて開幕した。昨年神奈川地区は1チームしか結成されなかったため、千葉ディビジョンに加わって参加していたが、今年は5チームが集まり新たに「神奈川ディビジョン」としてスタートを切った。
揃いのユニフォームを着て集まった選手たちは、まず新型コロナウイルス感染拡大防止のため問診票の提出をして最終調整に臨んだ。ユニフォームの袖には、練習場などチーム毎に違ったスポンサーのワッペンが貼られており、地域一体でジュニアリーグへ支援していただいている。
スタートホールでは、選手全員が緊張している様子。しかも見守る監督も、選手を上回る緊張のようで 『自分が打つよりドキドキしている。代わりに打ってあげたいくらい』と、周りに心境を話していた。
試合が進む中、コーチやスコアラーについた保護者は進行が遅くれないようにと促し、また観戦していた保護者もボールの場所などを先回りして探すなど、とても協力的であった。日没まで時間が迫っていたが何とか全組ホールアウトできた。
進行しているマッチの結果を気にして、成績ボードの前に、選手がぞくぞく集まっている。スタート前とは大きく違い、相手チームのプレーヤーとも楽しそうに試合を振り返った。すべてのマッチが終了し、成績表にチームポイントが記載されるとチーム全員で喜んでいたり、反省したりと様々ではあったが、選手の表情には笑顔があふれていた。
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初めて参加したチームの監督は「ジュニアリーグに参加する事が決まってから子供達の練習に対する姿勢が変わり、ミーティングなども何度もして開幕を楽しみにしていました。実際に参加してみて子供達だけでなく保護者・監督もとても良い経験ができたと思います。ジュニア期にはこのようなチーム戦でしか味わえない仲間を思いやる気持ちや助け合う気持ち、リスペクトする気持ち、周りの人への感謝など子どもの健全育成にとても良いプログラムだと思いました」との声があった。
昨年参加した兄弟から誘われて、今年から家族でゴルフを始めたという選手も。継続的な開催が、着実にPGAジュニアリーグを広げることにつながっているようだ。