●茨城ディビジョンは5チームが登録
2020年度PGAジュニアリーグ・茨城ディビジョンが9月20日にスタートした。新型コロナウイルス感染拡大の影響からスケジュールが大幅に遅れてのスタートとなったが、待ちに待った開幕節で、会場は参加者の笑顔で溢れた。
IBK-Glanz
ゴルフパートナー
IBK-Boys
IBK-Girls
IBK-Rise
今年の登録チームは、中島孝之プロが率いる4チーム(IBK Glanz、IBK Boys、IBK Girls、IBK Rise)と毛塚久人プロが率いる「ゴルフパートナー」の合計5チーム。4チームを率いることになった中島プロは「33名が登録してくれたので4チームとしました」と昨年を1チーム超える4チーム数を登録。「チーム分けについてはとても悩みましたが、Glanzは選考会を経てのベストメンバーを揃えました。Glanzはドイツ語で『栄光』という意味があり、今年こそ総合優勝を勝ち取ってもらいたいとの思いを込めています。そしてBoysは男の子、Girlsは女の子。更にRiseはスクール生以外から是非ジュニアリーグに参加したいというリクエストがあり、チームを作りました」。
昨年決勝大会では優勝を逃してしまった悔しさがあり、チーム作りには、並々ならぬ意気込みがある。
一方、毛塚プロの代理としてゴルフパートナーを率いてきた萩原コーチは「昨年群馬のスクール生と水戸のスクール生を混合してチームを作りました。今年は水戸のスクール生に笠間市立南義務教育学校ゴルフ部からのメンバー3名を加え7名が登録しました」といきさつを話した。
南義務教育学校ゴルフ部のコーチに就任したという萩原プロ。「専属のコーチがいなかったので協力してみたい」と、新しい取り組みに胸を躍らせる。「試合をする機会がない部員にとって、ジュニアリーグは試合体験の場として最良だから誘ってみました」とジュニアリーグへの加入を決めた。
優しいコースセッティングとスクランブル方式の競技方法が、この会場ではゲームをスムーズに促した。実力的にはまだまだ未熟なところもあるようだが、昨年の大会終了後は練習メニューに「コンディショニングトレーニング」を組込み、基礎体力のアップを図ってきた。「2、3年後に実ることを期待しています」と将来を見据えていた。
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◆中島監督・コメント
「いきなり4チームを抱えることになり、気疲れもありますが、本番を迎えてほっとしています。それぞれのチームを個々に評価すると、IBK Riseは最後に作ったチームで、競技経験は豊富だけど年齢が低いので未知数でしたが予想以上に強かったですね。IBK Glanzは優勝目指して一番強いチームを作ったのでIBK Riseとの闘いが非常に楽しみです。今日のIBK Glanzスイッチが入っていなかったと思います。来週からが楽しみというところですね。IBK BoysとIBK Girlsについては楽しみながら上手になってもらいたいと思ってます。特にIBK Girlsのメンバーの初心者が楽しみながらプレーしていたのでそれだけでも十分ですね。 今年はもちろん全国№1を狙います」
◆萩原コーチ・コメント
「今持てる中で一生懸命やれてたと思っています。うちのチームだと3組目(桜井さん、細谷さん、柴沼さん)がラウンド慣れしていない組。それは、半年前にゴルフを始めラウンドの回数も2回くらいないので・・・精神的にも大変なことをお願いしたなと思っていました。前半は「くさる」場面も見受けられましたが、後半は3人で盛り上げていく姿勢が見れたので来週以降もしっかり頑張っていける様にサポートをしていきたいと思っています。
明らかに他のチームとは戦力差があるので、今できることを子供たちに考えてもらった上で、生きていく上でも重要な「考える力」をゴルフ通して養ってもらえたらと思います。収穫のあった一日でした。