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TCPアワード最優秀賞は松下利則が受賞

2023年06月12日

最優秀賞杯が吉村会長より手渡された

 今年で14回目を迎えた「PGAティーチングプロアワード」はインターネット投票による最終選考が行われ、投票の結果『「ゴルフ健康塾」〜スイムストレッチの驚きの飛距離効果〜』をテーマに取り上げた松下利則会員(70)が最優秀賞に輝き、6月12日に都内で行われた定例理事会で吉村会長より記念トロフィーと賞状、賞金50万円が贈られた。

ティーチングプロ会員のレッスン指導に関する独自のアイデアや理論の中で、特に優れたものに対し最優秀賞として表彰する「ティーティングプロアワード」。新型コロナウイルス感染拡大が懸念される状況もある中で、今年も動画配信によるインターネット投票を募ることになった。 4月中旬から約3週間、各メディアでの配信や東京メトロの車両内の中吊りポスター、メトロコンコースでの デジタルサイネージで動画を公開。投票の結果、松下利則会員のスイムストレッチ理論が一番多くの得票数を集めた。◆ 『「ゴルフ健康塾」〜スイムストレッチの驚きの飛距離効果〜』審査動画は こちら>>

 今回の投票結果を受け、長﨑誠資格認証部委員長は「最終審査に残った3名は、いずれもシニア層で活躍する会員で、最優秀賞に輝いたのは70歳の松下利則氏。水泳選手としての経験から、水泳のストロークとゴルフスイングとの動きに共通点を見いだした面白い着眼点で、水泳とゴルフは年齢別行動率(週に一度のプレー)の70代で高い割合を示す種目でもあります。体操として練習(動き)の一部に組み入れて高齢者の飛距離アップに繋げるという発想は興味深い内容で、高齢者だけでなく、飛距離に憧れるゴルファーすべてにも当てはまることでしょう」と好評する。「優秀賞の吉澤氏は独自の視点から“ゴルフの楽しみ方”を、坂本氏は“スイング初期のクラブヘッドの動き”をわかりやすく表わした理論となっていました」と総括した。

 最優秀賞を受賞した松下会員は「ゴルフ人口減少をなんとかしたいということがテーマの原点にあります。とにかく、ゴルフを長いこと楽しんでもらいたい。体が元気であるために、一日でも体づくりに目を向けてもらいたいという想いから生まれたテーマです。この内容を『誰に向けて伝えるか』に取り組んで、プレゼンを磨いてきたつもりです」と明かす。

 体育教師として約40年勤め、競技スイマーとしても長く活躍していた松下は「50歳のあたりでゴルフ部顧問に関わったときから、ティーチングプロの道が始まったのでしょうね。4年前に大橋義幸プロから『ティーチングプロを目指してみれば』と薦められて受験から始まりましたが、振り返っても毎日が大変でした」としみじみ語った。

 「勤め先の和幸カントリー倶楽部からは、より磨きをかけて頑張ってほしいと期待をかけていただいてますし、身体の続く限りは一人でも多くのゴルファーを創出したいです」。最優秀賞を発表した5月10日は、偶然にも松下の70歳の誕生日と重なった。「本当に有難いプレゼントになりました。そのような機会や5人の先生、理解ある家族にも恵まれ、今は感謝に尽きます」と嬉しさを言葉ににじませた。


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最優秀賞・松下利則