初優勝は1972年の日本プロ、1976年には2度目の日本プロ制覇。その後もビッグタイトルを手中にし、“公式戦男”の異名を取り、シニア入りしてから存在感をさらに増し、賞金王には1993年からの4年連続を含む歴代最多の5回輝いていた金井清一(かない・せいいち)氏が誤嚥性肺炎の為、2022年11月30日に82歳でご逝去されました。慎んでお悔やみを申し上げます。
金井清一氏
●プロフィール 金井 清一(かない せいいち) 生年月日:1940年(昭和15年)7月24日 (享年82歳) 入 会:1965年(昭和40年)10月1日 出身地:新潟県 表 彰:2017年 第6回日本プロゴルフ殿堂入り 〔主な戦歴〕 ● レギュラー競技 12勝 日本プロ2勝(1972、76)、関東プロ1勝(1981)、関東オープン2勝(1978、85) 他 ワールドカップ代表(1977) ● シニア競技 17勝 日本シニアオープン 3勝(1991、92、93)、日本プロシニア 2勝(1990、98) 他 シニアツアー賞金王5回(1993、94、95、96、98)
<故人プロフィール> 新潟県出身。東京・秋葉原の電器店で働いていた時に覚えたゴルフにのめり込み、やがてプロを目指す。独学で腕を上げ、1965年にプロテストに合格した。初優勝は1972年の日本プロ。尾崎将司との激しい優勝争いの末に手にしたものだった。1976年には4人のプレーオフを制して2度目の日本プロ制覇。その後、関東オープンや関東プロといったビッグタイトルを手中にし、“公式戦男”の異名を取った。1977年にはワールドカップ代表に初選出され、個人4位と健闘。団体でも島田幸作とのペアで4位に入っている。シニア入りしてから存在感をさらに増し、日本シニアオープンでは大会が創設された1991年から3連覇を達成。日本プロシニアも2度制するなどシニアツアーで歴代2位となる通算17勝を挙げ、賞金王には1993年からの4年連続を含む歴代最多の5回輝いていた。