萩生田文部科学大臣より長田会員へ記念品を贈呈
令和元年度スポーツ功労者文部科学大臣顕彰の授賞式典が、7月28日霞が関にある文部科学省にて行われ、2003年から3年間PGA会長を務めた長田力(ながたちから)(67)会員が、プロゴルフ界発展への貢献に対して表彰された。
文部科学省が、我が国スポーツの振興に対し、特に功績顕著な者を「スポーツ功労者」として顕彰しているが、この度、プロスポーツ史上特に優れた成果を挙げた者や、多年にわたりスポーツの向上発展に貢献した者として、長田会員や中央競馬の武豊(たけゆたか)騎手、相撲の西野政章(にしのまさあき)親方(元力士・魁輝かいき)など5名が表彰され、萩生田文部科学大臣より賞状と記念品の銀杯が贈呈された。
長田会員は、1984年プロ入り、1995年の岐阜オープン(後援競技)の優勝を経て、トーナメント出場の傍ら所属するゴルフ場において後進の指導にも従事し、ツアー通算8勝の小田孔明らを指導、10数名のプロゴルファーを育成した。2000年から7年間理事、うち3年を会長として、ゴルフの普及活動、ジュニア育成、社会貢献活動に尽力され、ゴルフの社会的評価を高め、プロゴルファーの地位向上などに努めた。 シニアの試合数、賞金額の増加や15年を超える今もなお継続開催されている、男子・女子・シニアの3ツアーズチャンピオンシップの創設にも携わり、日本プロゴルフ界の発展に大きく寄与した。
「プレーヤーとしては特筆すべき結果は残せませんでしたが、ゴルフを普及・発展させるという裏方の仕事に携わり、このような立派な賞をいただきまして、誠に光栄に存じます。私がゴルフを始めてから支えてくれた家族や友人たち、そして長きにわたってお世話になっている諸先輩方やゴルフ関係者の皆様に、深く感謝いたします。地元九州でのプロゴルファーの育成、プロゴルフ競技の創設にも携わってきました。少子高齢化の中、ゴルフ界も厳しい状況が続いていますが、ゴルフ界の応援部隊として、体が続く限り、これからも様々な形でゴルフ界をサポートしていきたいと思います。」と、感謝の気持ちと受賞の喜び、そして今後の抱負を語った。