(左から)坂本,新熊,大山が最終選考へ
ティーチングプロ会員のレッスン指導に関する理論の中で、特に優れたものに対して表彰する「2020PGAティーチングプロアワード」の最終審査に進んだ3名が決定した。昨年11月に行われた1次審査では、11名の応募者が独自のプレゼン方法で理論をアピール。今年は坂本博之(A級・49歳)、新熊直樹(A級・47歳)、大山トギ(A級・36歳)の3名がファイナリストとして最終審査に挑む。 今年で12回目の開催となる「PGAティーチングプロアワード」。ティーチングプロ会員のレッスン指導に関する独自のアイデアや理論の中で、特に優れたものに対し最優秀賞として表彰する。本年度の最終選考に残った3名のファイナリストは、昨年11月に都内で第1次審査が行われ、プレゼンテーションにより選出された。続く最終選考は、パシフィコ横浜で行われるゴルフフェアの2日目(3月20日)に一般公開で行われ、投票数で最優秀賞を決定する。 最優秀賞受賞の瞬間を一緒に分かち合える貴重な機会。一般ファンの方は、当日は、朝10時20分までに直接最終選考会会場(会場 パシフィコ横浜・2Fアネックスホール)へお越しください。 (2020/2/21)ゴルフフェア開催中止に伴い、アワード最終選考につきましては、後日改めてお知らせいたします◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆
●坂本 博之 (49歳・ティーチングプロA級 所属:スウィングデザイン#19)「なぜゴルフは教わるのも教えるのも難しいのか? ~スピードと時間の大きなギャップ」 ゴルフスイングはスイングスピードと感覚(時間)の間に大きなギャップがあります。このギャップを認識して基礎を身に付けることが上達のカギになります。ゴルファーの多くはスイングの動きや形は気にしますが、身体の動きの速さやヘッドスピード、またスイング完了までの時間などを意識していません。 私は以前、オートバイのプロレーサーとして0.1秒を競い、スピードと時間感覚に大きな差があることを学びました。ショットの出来はスイング中の一瞬の動きで決まるのに、タイミングを合わせ難いことなど共通点があります。 スイングはスピードがあり理屈で解決できない部分があるので、我々ティーチングプロもその一瞬の動きを言葉にして伝えることが難しいのです。このスピードと時間のギャップを埋めるため器具を使った練習方法を考案しました。個々のスピードや時間の差をヒントにゴルフ練習を楽しみましょう。
●新熊 直樹 (47歳・ティーチングプロA級 所属:ゴルフスミノエ)「姿勢矯正メガネ ~視野の制限により姿勢変化を導く」 人間は外部からの情報入力の8割〜9割を視覚から得ています。その視覚からの情報が遮断されてしまうと人間は視覚機能の代わりに、聴覚や触覚等の残された感覚機能を最大限に向上させ視覚を補おうとします。この人間の持つ能力を利用したのが、今回私が発表した 〜視野の制限により姿勢変化を導く〜という考えです。 メガネのレンズにテープを貼り、視野に一部制限を掛ける事によって残された視野でアドレス、スイングしようとします。これを繰り返す事により自然と姿勢、スイングの変化が生まれます。 伝えるのが難しいスイングにおける感覚的な部分を理解し易く、またメガネというごく身近にあるもので行えるのも魅力であります。
●大山 トギ (36歳・ティーチングプロA級 所属:フリー)「グリップファインダー ~全てのゴルファーが理想のボールを打つ為に」 ゴルフを楽しみながら最高のパフォーマンスを発揮するには、自分に合うスイングを知ることが大切であり、その全てはグリップから始まります。グリップはゴルフクラブと身体の唯一の接点であり、スイング中の身体の動き、クラブの動き、ボールの飛び方に大きな影響を与えます。 私が発表する『グリップファインダー』は、個人の身体のつくりや可動域に応じたグリップ、グリップとクラブフェースの関係を知ることができる練習ツールです。全てのゴルファーを理想のグリップへと導き、客観的かつシンプルに、ご自身の身体で体感していただく事が可能です。 基本に対する理解を深める事で、多くのゴルファーの悩みを解決し、たくさんの方々へゴルフの楽しさを伝え、長きにわたりゴルフをプレーしてほしい。そんな思いを込めて発表させていただきます。◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆