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ティーチングプロ お知らせ

〔入会セミナー〕71名の2018年度ティーチングプロB級会員が誕生

2017年12月11日

倉本会長より会員証が手渡されました

PGAティーチングプロB級講習会受講者を対象にしたPGA入会セミナーが、11日、東京にある世界貿易センタービルで行われ、今年は71名が新入会者として認定される。約1年半PGAゴルフ論を学び、座学や実技のテストをクリア。会員としては2018年1月1日付での入会となるが、この日先駆けて、最後の講義とティーチングプロB級認定書の授与式が行われた。

集大成となる最後の講義を受講

ティーチングプロ会員を目指し、昨年11月から前期4学期、後期2学期の計6学期に渡り、受講を求められる。まずはPGAの指導マニュアルでもある「基本ゴルフ教本」のゴルフ論習得を目標とする。また、講習会では、スクール実習などの数々の厳しい検定が行われ、その全てに合格した受講生だけが、PGAティーチングプロ会員として認定され、ようやく入会に至る。本日行われた入会セミナーでは、これからPGAという看板を背負って、社会に進出する受講生に対し、「暴力団との関係遮断」といった話の他、ゴルフ法学、ゴルファー保険に関する講義が用意された。また、倉本会長による授与式も行われ、一人一人に認定書が手渡された。倉本会長は「さまざまな努力と困難を乗り越え、ようやくティーチングプロ会員のライセンスを手にしたみなさんの力を、PGAで活用してください。一緒にPGAを作り上げていきましょう」と、激励の言葉をかけて、今後の活躍に期待を込めた。2018年1月1日から、PGAティーチングプロB級71名が、ゴルフの伝道師として、人生の新しいスタートを切る。

◆ 新ティーチングプロB級会員 入会の声 ◆

◇ 中村 信弘 (フラッグス・44歳) ◇※検定やレポート等の得点が総合的に優秀な今期の受講生30歳でレッスンを受け、本格的にゴルフを始めました。そのときレッスンが印象的だったこともあり、「教えること」「伝えること」を仕事にしたいと思いました。ご縁で、今はそのスクールで働かせてもらっています。連盟のテストをあきらめずに挑戦し続けてきました。ようやく受講生になることができましたが、まず覚えることが大変でした。書きながら覚える性格なので、その繰り返し、繰り返しで・・・どれだけ書き続けてきたかわかりません(笑)。それでも、覚えるという行為は、じわじわと後になって役に立っているのがわかります。尾縣先生、眞鍋先生のトレーニング論を学ぶことで、今の会社の理論と同じということを確信し、自信を持って伝えることができるようになりました。ひとつひとつの学びがとても新鮮なのです。それまでは深く考えていたことも、改めて俯瞰してみると、シンプルに理論を考えられるようになりました。会社で扱うトレーニング論は、体に負担をかけずに、スイングをするということ。レッスンに対しても多角的に取り組めるようになってきましたので、自信につながっています。あと5年後には、シニアツアー予選にも挑戦できるように、技術にも磨きをかけて、実力もつけていきたいと思います。これからの新しいレッスン生活を楽しみにしています。

◇ 高橋 知也 (太平洋クラブ江南コース・33歳) ◇大学では体育学部でスポーツを学び、体操競技に携わっていました。ゴルフとは、大学の授業で出会い、興味が沸いたのが始めるきっかけです。就職先にはゴルフ場を選び、研修生として本格的にゴルフに関わることになりました。スポーツの勉強をしていたこともあり、当初からティーチングプロを目指してはいたのですが、競技経験を重ねるたびに、スコアが伸びていくことが面白く、途中からトーナメントプロを目指すことに方向を変えたこともありました。それほど、ゴルフに夢中になっていたのです。プロテストも合格できないまま、30歳を過ぎるころに、人生の方向を決めないとと思い直し、ゴルフで何か形にしようと、ようやくティーチングプロのテストを受けることにしたのです。当時を振り返れば、大きな決心でした。それまでは研修生として練習にばかり励んでいたので、ゴルフスクール実習という講義は、まったく知らない世界でしたし、新鮮で面白い授業でした。栄養学といった授業も、事例を含め、わかりやすく教えていただいたので、印象に残っています。今後の生活でも役に立つ内容ですから、意義のある講義でした。来年1月からは、10年間大変お世話になっていた所属コースを離れ、新たにサラリーマンの道も加わり、ティーチングプロと2足のわらじを履くことになりました。今後の長い人生で、ティーチングプロとしての経験値も少しずつ重ねていきたいと考えています。

◇ 青木 淳 (フリー・52歳) ◇ゴルフグッズ販売の仕事に携わりながら、加圧トレーニングの資格を持っていることもありましたので、深くゴルフに取り組んでいこうと決意し、ティーチングプロのテストに挑戦しました。2025年問題を懸念しています。団塊の世代があと10年以内にゴルフスポーツから離れてしまい、超高齢化が進むことが予想される中で、ゴルフの年齢寿命をもっと伸ばして、生涯現役でスポーツを楽しんでもらえることが必要なのです。スポーツを楽しんでもらうためには、健康でいることにつながります。受講中は、ゴルフ教本の暗記が、人生の中でも過酷な勉強でした。それでも記憶していれば、覚えたフレーズと技術が連動していくのです。プレッシャーのかかる実技テストもありましたし、不安な中で、先生方が丁寧に受講生に向き合ってくれることが、本当にありがたかったです。先生方は、「教えるための考え方」について、とことん教えてくれました。目からウロコが落ちるような、新鮮な時間でした。感謝ばかりです。今後はレッスンをしながら、体のケアのアドバイスをしていきたいです。ゴルフを長く楽しんでもらえることにつながりますし、それがティーチングプロの仕事としての醍醐味になるはずだと思っています。ゴルフ界に貢献していけるように、日々精進していきます。