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「PGAジュニアゴルフ選手権 太平洋クラブカップ」の開催を発表

2016年07月19日

(左から)高ゴ連井上理事長、太平洋河本副社長、倉本会長、槇岡実行委員長

7月19日、都内で記者会見を開き、新規大会として「PGAジュニアゴルフ選手権 太平洋クラブカップ」の開催を発表した。後援に日本高等学校ゴルフ連盟(高ゴ連)が入り、PGAとしては初めてのジュニア競技の実施となる。 大会は2日間で、8月22、23日に栃木・太平洋クラブ益子PGAコースにて行われる。出場は男子、女子とも中学、高校生が対象で、団体戦と個人戦を行う。全国8地区で予選などを行い各地区男女8人ずつの計16人が選抜される。団体戦は男女各8人のうち上位6人ずつの合計ストロークで争い、同時に個人戦も36ホールストロークプレーで争う。いわば、地区対抗戦の形になる。すでに各地区で選手選抜の予選も始まっている。団体戦優勝チームにはPGAアカデミーでの合宿、個人戦優勝者には海外試合への派遣の特典を予定している。

PGA倉本会長はプロが関わる意義を強調

倉本昌弘会長は「高ゴ連の井上尚彦理事長が、PGAの理事となり、何か一緒にできないか模索していたところ、競技会の開催にたどり着くことが出来た。高ゴ連は全国8地区、PGAは15地区に分かれているが、これを8地区として予選を行い、それぞれの地区に担当のコーチとしてプロゴルファーが指導することになる。技術面だけに留まらず、正しいエチケットやマナーに関しての指導もできれば」と、ジュニアの大会にプロが関わることの意義を強調した。また、夏休みにジュニアの競技会が集中していることにふれ「ジュニアの夏休みは試合で満杯。各団体が1つずつ(試合を)行うのではなく、いくつかの団体が協力しての競技会実施が望ましい、夏休みにゴルフばっかりやっていることがないようにすることが必要」と話し、「この大会が、先生とプロが一緒に旅をしながらゴルフをする。ゴルフを通した情操教育になればいいと思っている」と大会の意義を説明し「1年で終わる大会ではなく、PGAの事業として、ゆっくりと育てていきたい」と、話した。

河本副社長

特別協賛として運営やコース提供などを行う太平洋クラブの河本和彦副社長は「太平洋クラブイズムの中にジュニアの育成の項目もあり、倉本会長の考えにマッチした。(選手が)グローバルに成長していくのが1つのポイント。ジュニアのときから体で感じて成長して欲しい。出場する選手が来年も出たいという大会になるように祈念している」と挨拶した。

井上理事長

後援する高ゴ連の井上理事長は「5400人の選手が連盟に所属している。学校に通ってしっかり勉強しながらゴルフをしている。ゴルフを通じて教育をしていく。それをプロとアマの団体が協力してやるというのは他にはないと思う。我々に足りないのは技術の指導。PGAに指導いただいて、ゴルフ人口減少なども見据えてやっていきたい」と話した。