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お知らせ

2015年 第19回ゴルフ新年会

2015年01月21日

ゴルフ新年会

ゴルフ17団体による「ゴルフ新年会」が、21日、ANAインターコンチネンタルホテル東京にて多くのゴルフ関係者にお集まりをいただき盛大に挙行されました。また、新年会に先立ち、ゴルフ17団体のトップによる2015年第1回サミット会議が実施され、ゴルフ界が抱える課題とその解決策について話し合いがなされました。そして、(公財)盛田正明テニス・ファンド会長(元ソニー副社長)の盛田正明氏のファンド支援により、現在プロテニス界で活躍する錦織圭選手が成功していることを題材とした新春特別講演会も実施されました。

日本ゴルフサミット会議・記者会見

2015年第1回サミット会議では、団塊の世代がゴルフを引退し、ゴルフ人口が減少していくと思われる2015年問題を解決するために、各ゴルフ団体がそれぞれの目標に向かって努力をしていくことが確認されました。それには、ゴルフ市場活性化のための戦略目標と戦術課題を定めることが重要なため、戦略目標として以下の3つのテーマが定められました。戦略目標ゴルフ需要の拡大(新規ゴルファーの創造、プレー回数の増加とリタイア防止)② ゴルフの魅力アピールとイメージアップ(社会貢献のアピール、トッププレーヤー強化による魅力発信)③ ゴルフを取り巻く外的・内的活性化への障壁排除そして、戦略目標を達成する為の戦術課題が更に細分化され、課題解決のために各ゴルフ団体がアクションをおこしていくことが確認されました。詳細はこちら>>

盛田正明テニスファンド会長

新春特別講演会は、「ジュニア才能を開花させるチャレンジ」と題され、盛田氏がファンド支援をした「プロテニスプレーヤー錦織圭」が成功するまでの体験談となりました。盛田氏がジュニアテニスプレーヤーの育成活動を始めたのは会社を定年となった後で、そのきっかけは2つ。一つはソニー時代から交友のあったスポーツマネジメント会社「IMG」の創始者マーク・マコーマックとの出会い。もう一つは、ソニー時代に培かったファイティングスピリットを活かし、定年後に何か人に役立つことはできないか?」ということ。テニス愛好家であった盛田氏は、その当時、世界で活躍するプロテニスプレーヤーでは伊達公子等、女子プレーヤーの活躍はあったものの男子プレーヤーでは目立った活躍が無かったことから、日本の有望な選手を、海外の「IMG」で育成をすることを考えました。しかし、あくまで、趣味の一環として始めたことであり、決して最初から世界に繋がるプレーヤーの育成を掲げたわけではなかった様です。IMGでのプログラムは、レベル別の指導に加え、メンタルトレーニングやスピーチの仕方等、技術面だけに留まることのない指導が行われており、トッププレーヤーの練習を間近で見ることができる環境も相まって、日本では決して体験することが出来ないものでした。その結果、平成13年から送り始めたこの活動からのプロ第1号は錦織圭ということになったのです。そして、これまでの実績は19名、その中でプロとなったのは3名。その中には、アジア大会で金メダルを獲得した西岡良仁が含まれます。しかし、9か月間にわたる育成プログラムは、アメリカでの慣れない生活を伴うこともありはじめから順風万班だったとは言えず、当初は保護者からのクレーム対応に追われたこともあった様です。その後2週間の体験プログラムを経ることでその適正を判断する方法に変えたことから、途中から辞めていく者も減った様ですが、それでも、本プログラムでは幾つかの目標を設定させ、全く達成できなかった者は帰国させる厳しいルールが設定されている様です。盛田氏は、世界で通用するプレーヤーに育てるには、外国での生活環境(ルール)に順応させること、そして必ずしも日本の様にフェアプレーがなされていない状況の中での競技でも勝ち抜く力を養う事が大切だと訴えました。そして何より大切なことは、グランドスラムの会場でも決して動じない精神状態を保つこと、そして選手の技術レベルに合わせ、コーチを変えるマネジメントが最も重要であるとも訴えました。錦織も現在のマイケル・チャンにいたるまで、合計7名のコーチが代わっており、残酷なようであるが、コーチを代えていくことで新たなスキルを学ぶことができる環境を整備していく必要があると訴えました。

17団体を代表してJGA安西孝之会長よりご挨拶

JOC竹田会長

超党派ゴルフ議員連盟 衛藤名誉会長

乾杯の挨拶 日本プロスポーツ協会島村会長