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ジュニア活動報告

2011年PGAジュニアゴルファー育成プロジェクトは長崎・青森・兵庫で開催

2012年01月31日

PGAジュニアゴルファー育成プロジェクトとは・・・?PGAジュニアゴルファー育成プロジェクトは、全国で活動するプロゴルファーが中心となり、ゴルフ未体験の子供達にゴルフの楽しさを伝えることを目的として全国規模で行うゴルフ普及活動です。1人でも多くの子供達にゴルフを好きになってもらいたいと考え企画されました。プロジェクトのポイントは、ゴルフ未体験の子供達へ確実に案内が出来る様に、参加者の募集を全て各地域の教育委員会にお願いをしていることです。教育委員会から管轄する全ての小学校に案内書を配布する手法は、確実にゴルフ未経験者の手元に渡り、ゴルフに興味があってもきっかけが作れない子供達に対して効果的な働きかけができます。そして、その波及効果として参加者の保護者が一緒にゴルフを始めるようになったケースもあり、その効果は子供だけに留まりません。プログラムの内容は、ゴルフの楽しさを伝えるゴルフ体験プログラムで、ゴルフのスキルアップを目的としたものではありません。ゴルフが初めての子供達でも楽しくゴルフを知ることのできるプログラムは、プロゴルファーが中心となり段階に沿って進行していきます。参加費は無料で気軽に参加をすることが出来ます。練習場環境とは異なるゴルフ場の景観に歓声をあげ、雄大な環境の中でプロゴルファーと過ごした時間は、貴重な体験として子供達の心に深く残り確実にゴルフファンを増やしていくことでしょう。◆ 長崎プロジェクト ◆主 催 (社)日本プロゴルフ協会  後 援 長崎県 諫早市 諫早市教育委員会会 場 長崎国際ゴルフ倶楽部対 象 長崎県の小学3年~6年生2011年最初の開催エリアは長崎。対象者は諫早市を中心とした小学校3年から6年の子供達。PGAプロゴルファーの指導によって行われる3日間のプログラムは、スナッグゴルフを使ったゴルフ体験に始まり、最終日はゴルフコースで本物のゴルフクラブとボールを使いラウンドプレー体験をしました。参加した子供達は元気一杯!はじめてのゴルフを体験しました。【第1・2ステップ】

期  日: 2011年7月23日(土)・24日(日)参加人数: 63名 23日=39名(3年~4年)・24日=25名(5年~6年)会  場: 長崎国際ゴルフ倶楽部

会場となったのは長崎国際ゴルフ倶楽部。財界のトップ等が多数所属する長崎の名門コースです。練習場の環境も国内トップクラスで、奥行き300ヤードの距離はボールのランディングエリアが確認出来るほどで、50ヤードのアプローチ練習場が別にある恵まれた環境。更に驚かされたのは誰でも芝から直接打てる練習環境で、この練習場を目的に来場するゲストも多数いるそうです。

第1.2ステップはスナッグゴルフを利用したゴルフ体験会。練習場の広大な敷地をフルに利用して子供達ははじめてのゴルフを体験しました。初日には松井会長も会場に訪れ、子供達に励ましの言葉を送りました。【第3 ステップ】

期   日: 2011年7月30日(土)・31日(日)参加人数: 61名 30日=38名(3年~4年)・31日=23名(5年~6年)会   場: 長崎国際ゴルフ倶楽部2日目となった第3ステップでは、練習場とパッテインググリーンを使用した基礎的なトレーニング。練習場ではミドルアイアンを使った練習に加え、最後のフルスイング練習場ではドライバーも使いました。パッテインググリーンでは、最初にグリーンを大切にする気持ちが大切であることを学びました。ショット練習とパッテイングの練習が終了した後には、それぞれニアピンゲームとパッテイングコンテストを行い、それぞれの優勝者には拍手が送られていました。また、この日は地元テレビ局2局が取材に訪れました。レッスンの合間にTVインタビューがあり、皆初めての経験なのか、ドキドキした様子で受け答えをしていました。

【第4 ステップ】

期   日: 2011年8月6日(土)・7日(土)参加人数: 62名 6日=38名(3年~4年)・7日=22名(5年~6年)会   場: 長崎国際ゴルフ倶楽部

最終日となった第4ステップはゴルフ場でのラウンド体験。はじめの1時間はショットとパッテイングのおさらい練習。その後コース内へ散らばっていきました。グリーン上では1mの距離がなかなか入らず、子供たちはため息の嵐。しかしこれまでの練習の成果もあり、ナイスショットの声もあちこちで聞こえ、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。ゴルフ場に初めてきたというお母さんは「お父さんがゴルフをするので、本人に聞いてみたら参加したいというので連れてきました。私も良い経験になりました。こんどは私も教えてもらわないといけないですね」この活動が、子を通して親にも波及をしていく可能性を秘めていることに、活動の深さに改めて気づきました。

そして、これ以降のゴルフ活動の案内をしたところ、コース所属の村川プロにレッスンをお願いする姿や長崎県ジュニア会員に登録を希望する者も多数現れ、このプロジェクトによって確実にゴルファーが増えていくと実感しました。◆ 青森プロジェクト ◆主 催 (社)日本プロゴルフ協会後 援 青森県教育委員会会 場 夏泊ゴルフリンクス参加者 青森県の小学3年~6年生第1日目(第1・2ステップ) 平成23年9月11日(日) 49名第2日目(第3ステップ)   平成23年9月17日(土) 48名第3日目(第4ステップ)   平成23年9月24日(土) 48名雨の影響によりプログラムの初日は残念ながら中止となりましたが、青森市内から40キロ以上の道程を1時間以上の時間を費やして来場した子供達の為に、槇岡プロが中心となったプロゴルファーによるコミュニケーションゲームで子供達は楽しい時間を過ごしました。そして、第3ステップからはチーフプロが井上専門指導委員に代わりました。自らを「イノちゃん」と自己紹介をして子供達との距離を一気に縮めました。指導をしたその他のプロもいつもに増して子供好きのプロが多かったこともあり、最終ステップ終了後にはサインを求めたり、記念写真を撮ったりするシーンが見られ、名残惜しい雰囲気を残しながら帰っていく子供達の姿が多く見受けられました。ゴルフ場の所在地でもある平内町から参加したお母さんからは「プロが来て教えてくれると聞いて参加しました。ゴルフ場の前は車で通ったことはありましたが、今回は初めてで一度来てみたかったんです」と独特の雰囲気をかもし出すリンクスの風景に感激をしておりました。毎週実施して欲しいとの声もあがるなど大きな反響にこれまでにない感覚を覚えた青森県でした。

◆ 兵庫プロジェクト ◆主 催 (社)日本プロゴルフ協会後 援 小野市教育委員会会 場 小野東洋ゴルフ倶楽部参加者 兵庫県の小学3年~6年生第1日目(第1・2ステップ) 平成23年10月 1日(土) 5・6年=33名平成23年10月 2日(日) 3・4年=47名第2日目(第3ステップ)   平成23年10月15日(土) 5・6年=28名平成23年10月16日(日) 3・4年=35名第3日目(第4ステップ)   平成23年10月29日(土) 5・6年=29名平成23年10月23日(日) 3・4年=37名2011年最後の会場となった小野東洋ゴルフ倶楽部は、今年、日清カップヌードル杯日本プロゴルフ選手権大会の会場にもなったコースで、大会期間中は大勢のギャラリーが押し寄せました。今回参加した子供達がコースを最初に見た時のリアクションは「すげー広ぇー! むっちゃ楽しそうやん!」でした。そして、「大会の時には石川遼選手もここを歩いていったんだよー」と伝えると更に大喜び!ゴルフ場の与えるインパクトを改めて感じることができました。今回の募集に関しては、小野市教育委員会が子供達に対し積極的に働きかけをして頂いた結果、三木市、小野市、加東市の子供達が中心に集まってくれました。秋のスポーツイベントが目白押しの時期にも関わらず、多くの子供達を集めてくれた小野市教育委員会の皆様には改めて感謝申し上げます。又、会場となった小野東洋ゴルフ倶楽部では、№1フェアウエーを贅沢に使用させて頂き、第1ステップのスナッグゴルフから最終ステップに至るまで素晴らしい環境の中で行うことができました。ゴルフ場関係者の皆様に対しても改めて御礼申し上げます。プログラムの進行では5・6年生を対象とした第4ステップが雷に見舞われるトラブルから、日程を順次繰り下げて実施をしたものの無事終了致することが出来ました。そして第3ステップの場面では小野市の蓬莱市長もお越しいただき、子供達に激励の言葉を贈っていただきました。今回の感想ですが、非常に元気のいい子供達ばかりで、同じ学年でも地域によって違うものと改めて感じさせられました。保護者に子供達の様子を伺ってみると、第1ステップ終了後に早速クラブを買わされたというケースもあり、プロジェクトの目的が確実に達成されていると感じさせられた会場でした。