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<全米プロシニア>プレーオフの末、ワトソンが優勝。室田は単独3位。

2011年05月30日

ワトソンはシニアメジャー6回目のタイトルを獲得

29日、第72回全米プロゴルフシニア選手権の最終ラウンドがバルハラGC(ケンタッキー州・ルイビル)にて行なわれ、D・イガーとT・ワトソンが10アンダーでフィニッシュ。プレーオフが行われ、1ホール目でワトソンがバーディパットを沈めて、同大会2回目の優勝。3日間首位の座についていた室田淳は、パットが不調でスコアを伸ばせずイーブンパーとし、トータル9アンダー単独3位で大会を終えた。

単独3位、米シニアメジャーで大活躍した室田

米シニアメジャー大会の最終日、室田はH・アーウィンとの最終組ということもあり、気迫がこもるプレーを展開。アーウィンは6番でダブルボギーを叩いて流れが失速する一方で、室田は1打差の攻防を続ける。しかしパットの不調により後半に入ってからもスコアが伸びず、5アンダーでスタートしたD・イガーが連続バーディを重ねこの日ベストスコアの66をマークし、先にホールアウト。また最終組ひとつ前でプレーしたT・ワトソンも、15番でチップインを決めトータル10アンダーとし室田を逆転。「前の組でギャラリーの歓声があったので、ワトソンのバーディが入ったと分かった。最終ホールは、行くしかないと思って臨んだ」という室田は、18番ホールセカンドで2オンを狙ったが、ボールは2段グリーンの下へ。それでも18番イーグルでプレーオフのチャンスへ望みをつなげたが、室田はバーディとし、トータル9アンダー、単独3位でこの大会を締めくくった。プレーオフは、1ホール目でワトソンがバーディパットを決め、同大会2001リッジウッド以来、2回目の全米プロシニアチャンピオンとなった。

ムロタ流ゴルフを続けますと室田

室田は大会を終えて「最終日は満身創痍で臨みましたよ。背中や肘は痛かったけど、とにかくベストを尽くせました。16番でバーディがきたから、18番最後の最後まであきらめずに狙いましたよ。だけど、結果は3位ということでした。パッティングがよかったらと悔やまれます。それでも少し明かりが見えてきたので、これからの日本トーナメントも含めゴルフが楽しみです。このバルハラでの大会、こうやって天気にも恵まれましたし、ケンタッキーの人々の声援やホスピタリティを受けることが出来てとても感謝しています。今回私の活躍でということではありませんが、(日本の)震災被害を受けた方々には、少しでも明るい話題になることを、そして1日でも早い復興を心から願うばかりです」と、胸の内を明かした。他日本人選手は、倉本昌弘が6オーバーの45位、加瀬秀樹が15オーバー、68位であった。◆ 大会のオフィシャルサイトは こちら>> (PGA.com)

倉本昌弘加瀬秀樹トム・ワトソン