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ジュニア活動報告

岡山県総社市でジュニアゴルファー育成プロジェクト開催

2010年12月21日

本年度2つ目の開催地域となる岡山県総社市では、10月から11月にわたりPGAジュニアゴルファー育成プロジェクトが行われた。総社市は桃太郎伝説のモデルとされる鬼神・温羅(ウラ)の伝説が存在し、温羅の居城「鬼ノ城(きのじょう)」の跡がある。今回は総社市と倉敷市の小学校に呼びかけたところ、3年生から6年生までの子供達が集まった。

【第1・2 ステップ】期   日 2010年10月16日(土) 17日(日)参加人数 58名 16日=43名(3年~4年) 17日=15名(5年~6年)会   場 総社市北公園陸上競技場会場となったのは400mのトラックが広がる市の陸上競技場施設。トラックの内側一面に芝生が広がっている。夕方には近くの子供達が集まり陸上競技の練習をする子供達がいるのも目に付いた。そして参加者の中にも、陸上のユニフォームを着てスナッグの練習をする子供も・・・。陸上の練習を休みプロジェクトに参加してくれた子供達だ。終わったら陸上の練習に合流するつもりのようだが、ゴルフ体験会を優先してくれたのは嬉しかった。槇岡プロが中心となった講習会は、スナッグゴルフを使ってのショット練習。そしてスナッグゴルフでのラウンドも体験した。16日には片岡市長もお越しになり、子供達に励ましの言葉を頂戴した。

【第3 ステップ】期   日 2010年10月30日(土) 11月14日(日)参加人数 61名 30日=44名(3年~4年) 14日=17名(5年~6年)会   場 鬼ノ城ゴルフ倶楽部第3ステップでは、スナッグクラブから本物のゴルフクラブに持ち替えるとグリップも5角形から円形に変わった。専門指導員の西川貴祥プロがチーフとなり、地元岡山県のプロと共にその指導にあたり子供達はゴルフスイングの基礎を学んだ。小さな振り幅から徐々に大きなふり幅へ、ボールの飛んでいく距離も次第に遠くなる。子供達の焦る気持ちを抑えながら少しずつふり幅を大きくしていくとフルスイングではゴルフスイングが完成していった。参加した保護者からは、「新聞をみてこの活動を知ったが、孫にやらせたくて学校からの案内を受け取り参加しました。とても素晴らしい活動に感謝しています。1年生の子供もやらせたいのですが、来年は無いのでしょうか」と来年度の開催を望む声も多い。この活動がきっかけとなり地元での活動に繋がっていくことを願うばかりだ。

【第4 ステップ】期   日 2010年11月13日(土) 11月20日(土)参加人数 62名 13日=44名(3年~4年) 20日=19名(5年~6年)会   場 鬼ノ城ゴルフ倶楽部第4ステップでは美しく、雄大なゴルフ場での初体験プレー。子供達が活き活きとゴルフをする姿。練習場でのゴルフとは全く違う雰囲気に子供達は目を輝かせた。ティーグランドでは初めてティアップをしようとするもなかなか上手くいかない。セカンド地点では思うようにボールが飛ばない。アプローチでは大きく振りすぎグリーンオーバー。グリーン上ではふり幅と距離感がなかなか掴めないのか50センチのパットが入らない。それでもゴルフ場での貴重なゴルフプレー体験は、子供達にとって思い出深い経験となった。「私の言うことは聞かないけれど、プロの言うことは聞くと」お孫さんを連れてきたというおじいちゃん。「妹が2年生なので又別の機会を作って欲しい」とお母さん。今回の参加に大満足の様子であった。昨年度から始まったPGAジュニアゴルファー育成プロジェクト。来年も新たな地域に初めてのゴルフを伝えていく。