2024年日本学生ゴルフ選手権を制した田村軍馬が、3バーディ・1ボギーの67をマーク。初日の66に続き安定したプレーでスコアを伸ばし、通算7アンダーの5位と好位置につけている。
初日は「出来過ぎでした」と振り返るほどショットの精度が高く、ほぼ全てのホールでグリーンを捉える圧巻の内容だった。しかし2日目は、その好調さが裏目に出た部分もあったという。「昨日はショットが本当に良くて、その感覚のまま今日もいこうと思いました。でも少し欲が出てしまって、ピンを狙いすぎたりしてミスも出ました」というものの、大きく崩れないのが田村の強さだ。
6番では6メートルの難しいパットを沈めてバーディを奪うと、7番では寄せ切れずにボギー。しかし9番パー5では難しい状況を乗り越え、しっかりとスコアを伸ばした。
「右手前のバンカーだけは避けたかったんですが入れてしまって。でも難しいライから1メートルくらいにつけて沈めることができました。取りたいホールで取れたのは大きかったですね」と振り返った。
この日のハイライトは12番パー4だ。右サイドのOBを警戒しながら放ったティーショットは左ラフへ。それでも残り220ヤードのセカンドを3番アイアンで果敢に攻め、グリーン奥からのアプローチを寄せてパーセーブ。「右のOBを気にし過ぎると逆にボギーになると思ったので、しっかり振り切りました。結果的にパーを取れて良かったです」と充実した表情だ。
14番ではティーショットを左へ曲げ、木がスタイミーになる苦しい展開。それでも低い弾道で木の右側から回し込みチャンスを演出すると、その好機を生かしてバーディ奪取。流れを引き寄せたままラウンドを終えた。
67をマークしたが、本人の評価は決して高くない。「今日の内容のままだと追い上げてくる選手もいると思います。しっかり修正して、ボギーを打たないゴルフをしたい。さらにスコアを伸ばしていければ」と前を向く。
大学4年生の田村は、まさに勝負の秋。プロテスト後には日本オープン最終予選、秋季リーグ戦、国民スポーツ大会予選など重要な試合が続く。「9月は自分の中でもすごく大事な1か月です。全部通過できれば、10月もさらに濃い1か月になります」と期待を胸に膨らませている。
競技漬けの日々が続く中でも、束の間の息抜きはNetflixでドラマや映画を楽しむこと。「VIVANT」をはじめとした話題作を観ながら、オンとオフの切り替えも大切にすることで、競技にしっかりと集中できる。
プロテスト合格、そしてその先の大舞台へ。日本学生覇者田村が、学生最後の夏に大きな挑戦を続けている。