最終プロテストの第2ラウンド。日本大学4年の岩井光太は初日の69に続き、この日は5バーディ・2ボギーの67をマーク。通算4アンダーまでスコアを伸ばし、27人抜きの10位タイに浮上した。
朝から穏やかなコンディションの中でスタートし「100点ではないですけど、自分のプレーができた一日だったと思います」とラウンドを振り返った。初日に比べてスコアを2つ伸ばせた要因はティーショット。「ドライバーが少しずつ安定してきたので、セカンドを狙える位置から打てる機会が増えました。それが良かったと思います」と安堵の表情を見せる。
自身の最大の武器についても「ドライバーで攻めていくゴルフ」と即答。持ち前の積極性を武器に、難関コースへ挑み続けている。
この日は2番でボギーが先行したものの、3番で約4メートルを沈めてすぐにバウンスバック。その後も要所でバーディーを重ねた。特に12番パー5では右ラフ方向へ曲げたティーショットが崖下手前で止まる幸運にも恵まれた。
「右へ行った時点でロストボールかアンプレアブルを覚悟していました。でも奇跡的に助かっていました。本当にラッキーでした」。危機を乗り越えてバーディーにつなげたことで流れを引き寄せ、後半も粘り強くスコアを積み上げた。
それでも36ホールを終えられただけ。「今の調子からすればまずまずやれている方だと思います。でも、まだもったいない部分も多い。もっとかみ合えば5個、6個伸ばせる感覚もあります」と心構えも改めている。
ただし、最終プロテストで目指すべきものを見据え「一番大事なのは合格ラインに入ること。そこだけを見てやります」と36ホール後を思い描く。
現在、日本大学ゴルフ部4年ということで、学生生活最後の夏を迎えている。「みんなで勝とうと言って本当に勝てた試合でした。寮生活も含めて、仲間と切磋琢磨した4年間は本当に充実していました」とチームメートとの絆も大きな支えになり、2025年の全日本大学ゴルフ選手権での団体優勝は特に印象に残っている。
岩井がプロを目指す理由を尋ねると、「もちろん姉たちを超えたい気持ちがあります。そして世界中の人たちから応援されるプレーヤーになりたいです」。力強い言葉が返ってきた。
世界の女子ツアーで活躍する姉たち、明愛と千怜の背中を追いながら、自らの道を切り開こうと懸命にゴルフに取り組む姿がある。学生最後の夏休みをプロテスト合格で締めくくるために、残る2日間も攻めのゴルフを貫く。