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【ドゥ・ヨネザワ企業G杯 関西グランド/FR】3度目の阿蘇湯の谷で掴んだ勝利!堤隆志が念願のグランドシニア初優勝を飾る

2024年05月16日
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熊本ゴルフ倶楽部 阿蘇湯の谷コースで16日に行われてた「ドゥ.ヨネザワ企業グループカップ 関西プロゴルフグランドシニア選手権大会」の最終ラウンド。4アンダー首位スタートの堤隆志(61)が71ストロークで回り、139ストローク通算5アンダーで完全優勝を果たした。優勝賞金20万円と優勝杯、さらに優勝副賞として熊本特産物が贈呈された。

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「グランドデビューしてから3度目の正直で優勝できました。念願の優勝が叶えられて本当に嬉しい」と堤のトレードマークである笑顔が全開だ。2年前の大会では3位、昨年は10位と優勝のチャンスを掴むことが出来なかった。悔しさを忘れず、今年こそとこの大会に照準を合わせて準備を整えてきた。練習ラウンドでもノーボギーゲームが出来たことで、マネジメントに自信があった。

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最終ラウンド最終組の戦いは、強風というコンディションの中で我慢が強いられた。前半は3つのバーディーと1つのボギー。せめぎ合う最終組のメンバーがスコアを伸ばせない中で、前半2ストロークのアドバンテージを取ることに成功した。「後半スコアを落とさなければ大丈夫」だと自分に言い聞かせながら、プレッシャーと向き合い最後まで戦い抜いて71でホールアウト。通算5アンダーは2位に5ストローク差をつけて優勝。堤にとってはこれまでローカル競技で優勝したことはあるが、PGA競技では初優勝。1999年からスタートしたグランド公式戦で、チャンピオンとして名を刻むことができた。

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「今年は特に手ごわい60歳ルーキーが入ってきたから、戦いとしては厳しかったね」と振り返る。堤は50歳でシニア入りしてからも、シニアツアー予選会に挑戦をし続け、2021年の最終予選会では21位、2022年の最終予選会では2位に食い込む健闘を見せた。この2年間ではシニアツアー出場でレベルの高いゲームで揉まれ、成績を求められた。「やっと楽しい世界かなと思っていたのに、あの頃はそれなりに苦しかったなぁ」と言い、「シニアツアーに出場できた2年間は、地元関西出身の井戸木鴻樹プロや渡辺光洋プロと一緒に試合を経験できてね、ほんとうに充実していた。だからまた力を着けて、戻りたいと思っています」とシニアツアー参戦へ思いを馳せた.。

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 シニアツアーに参戦が決まったころから続けていることがある。それは年始めに神社へ行き御朱印帳を入手。試合前には必ずトーナメントが開催される地元の神社を訪れ、必勝祈願をしていたという。「御朱印帳は3冊目。昨日は熊本の菊池神社に行って、それはそれは綺麗な毛筆で記帳してもらって、パワーをもらった気がしていたよ」と明かした。ゴルフの神様も、今回は勝利をと堤に味方してくれたのだった。

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堤は数年前に膝に人口関節を着ける大手術も経験しているが「この優勝を機に、日々健康をキープしようと思うし、ゴルフをもっと長いことやりたいなあ」と明るい兆しも出てきたようだ。阿蘇湯の谷は、堤にとって偉大なパワースポットになったことは間違いない。

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