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シニアツアー お知らせ

【ノジマチャンピオン杯/1R】6アンダー首位の兼本貴司は2番アイアンを武器にノジマ2勝目を睨む

2024年04月18日
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 今季シニアツアー開幕戦「ノジマチャンピオンカップ箱根シニアプロゴルフトーナメント」(7,060ヤード、パー71)の第1ラウンドが箱根カントリー倶楽部で4月18日に行われ、1イーグル5バーディー1ボギーの65で回った兼本貴司(53)が単独首位で好スタート。首位と1打差5アンダーには山下和宏(50)、サイモン・イエーツ(54)、伊澤利光(56)、清水一浩(52)、横尾要(51)、前年覇者I・J・ジャン(51)の6名が続いている。大会ホストプロの藤田寛之(54)はイーブンパー39位タイと出遅れた。

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 2022年大会覇者の兼本貴司(53)が65とスコアを爆発させて、単独首位スタートを切った。「このコース大好きなんですよ、グリーンも好きなんです」と開口一番、ホールアウト後のインタビューでビックスマイルが弾けた。

  

 兼本といえばツアー屈指のロングヒッター。ドライバー、2番アイアンに関しては飛距離300ヤードという強靭なショットが武器だ。兼本は今週2番アイアンを新たに調達したという。「調子自体が自分でもよくわからない中、どっちに飛ぶかなと思いながら手探りでやっています」と不安もぬぐえない中、ショットはセーフティーゾーンに留まったこともあり、リカバリーしながらプレーを進められた。

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 最初のバーディーは5番パー5。2オン2パットの初バーディー。「ずっと凌いできましたからね。2アイアンも少しずつ感じがつかめて、気持ちがリラックスしましたし、楽しくなりました」と波に乗った。8番パー5では2オンし、14メートルのイーグルパットをガッツで決めた。続く9番パー4では6メートルのバーディーパットを1メートルオーバーさせてしまい3パット・ボギーで前半を33でターンした。後半では14番パー3で4メートルのバーディーパットを始め、3つスコアを伸ばすことに成功。終わってみれば6アンダー65と良い流れに乗ることができたのだった。

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「前半ドタバタしていた割には、本日の出来は100点。ほんと自分の状態がつかめていない中ですよ。まあ混戦だしね、(カップに)入ったもの勝ちです。神頼み、『運』あるのみ」。目標はあえて立てないのが兼本のポリシー。「だって叶えられなくなりそうだから」という繊細な一面も持ち合わせる。兼本が優勝した2年前の第1ラウンドは同じく65ストローク。これまで3回大会に出場しているが、オーバーパーのラウンドが無いことも強み。昨年の賞金シード落ちから、今年3月の最終予選会を経て、こうして開幕戦のステージに立っていることもあり、内に秘めた思いは人一倍強い。言葉にこそ口にしないが「今季優勝、ノジマ2勝目」を兼本はじっと睨んでいる。