リンクスの全英シニアオープンに日本勢が挑む |
|

リンクスにそびえるクラブハウス前の2番ホール【拡大写真】
「全英シニアオープン」が明日より、ウェールズ地方のロイヤルポースコールゴルフクラブで開催される。出場選手は144名。そのうちメジャー優勝者が14名と、世界の強豪選手が難コースのリンクスに集まる。日本勢では、井戸木鴻樹、奥田靖己、須貝昇、そしてマンデートーナメントを勝ち抜いた植田浩史、高松厚、友利勝良の6名が出場。選手は最終調整に余念がなかった。
|
 |

コースのすぐ隣にはビーチリゾートが広がる【拡大写真】
シニアメジャーには、144名もの強豪が集まった。フレッド・カプルス、ベルハルト・ランガー、サンディーライル、トム・ワトソン、マーク・カルカベッキアといったレギュラーメジャーチャンピオンが14名。22名のシニアメジャーチャンピオン。トム・カイト、サム・トランス、コーリー・ペイビンなど8名のライダーカップキャプテンと、歴史を築き上げた世界の選手たちがウェールズのリンクスで戦いをみせる。

ランガーは昨年プレーオフ敗北のリベンジなるか【拡大写真】
なかでも、T・ワトソンは全英シニアオープンで3勝を挙げているが、先週の全英オープンでも予選通過し、強さを示す。ホイレークよりもポースコールは難しいというワトソン。それでも、このコースでは攻めずに、風を利用するリンクスのゴルフを目指す。1980年、ウェールズで行われたダンロップマスターズで初優勝をしているB・ランガー。相性のいいウェールズで、34年振りにこの地での優勝を狙う。「1日に3回も風が変わるリンクスコース。固いグランドに、どうやって向き合うか。リンクスのバンカー対策に、サンドウェッジを2本いれて練習しています。初日の組み合わせも、ヒメネスとウィービーという素晴らしい仲間と戦えることが楽しみです」と、今季すでに3勝を挙げているランガーが、ヨーロッパ勢としてのプライドを示せるか。

今は勝つことに自信があるとモンゴメリー【拡大写真】
ディフェンディングチャンピオンのM・ウィービーも、連覇を狙う。先週の全英オープンでは予選落ちしたが、リンクスから学んだことも多かった。今週のリンクスでは、全クラブを使い分け、しっかりとウェッジ勝負でみせたいとウィービー。今季のシニアメジャー3勝目を狙うC・モンゴメリー。「とにかくリンクスでは、すべてのゴルフゲームが試される。それでも、今年は全米プロシニアでの優勝を機に、勝つことに自信がついている。この気持ちで挑みたい」と話した。2010年のライダーカップでは、ウェールズの声援を受けて米国に勝利した欧州チーム。あの優勝した時のようなエールを味方につけて、モンゴメリーはもう1勝挙げたいところ。

須貝昇【拡大写真】
日本勢も、最後の練習ラウンドで各自調整した。昨年の全米プロシニアで優勝、全英シニアオープン3度目の挑戦となる井戸木は、前半の9ホールを丁寧にラウンド。奥田、高松も、揃って憧れの英国リンクスでの風とクラブのマッチングを再度確認。2002年のチャンピオンである須貝、マンデートーナメントから休みなくラウンドをしている植田、友利という6名の選手が挑む。いよいよウェールズ初のシニアメジャーが24日に開幕する。
◇ 初日の組み合わせは こちら>>
◇ 大会公式ページは こちら>> ※各ページはヨーロピアンシニアツアー英語サイト

友利勝良【拡大写真】

井戸木鴻樹【拡大写真】 
高松厚・奥田靖己【拡大写真】
|
 |