2015ティーチングプロ選手権優勝者 特集

内藤 裕之
第17回 PGAティーチングプロ選手権大会
〔茨城県常陸大宮市 静ヒルズカントリークラブ 6,760ヤード、パー72〕
日程:10月20日(火)21日(水)
参加選手:119名

TP、TCP保持者が・内藤裕之がプレーオフ制す! (今年の)一次予選には約1000名が参加し、東西3会場で行われた2次予選を経て、勝ち進んだ119名による戦いとなった。優勝者には翌年の日本プロゴルフ選手権への資格も付与され、タイトル奪取への思いもより強くなる。
最終日は首位3アンダーで内藤裕之(TP-A・フリー)、大木昌幸(B・MG one)、鈴木寛(A・飯能GC)の3人が並んでいた。内藤はボギースタート。決して調子がいいわけではなかった。微妙なアンジュレーションが効いているグリーンを読みきれなかった。リーダーズボードから名前が消えた。内藤は「もうっ優勝はないかな」という思いもよぎった。後半に入って状況が変化していく。内藤がスコアを伸ばす一方で。鈴木が失速し始めた。最終ホールでは鈴木はボギー、内藤はバーディーとし鈴木に追いついた。優勝はプレーオフに持ち越された。
プレーオフ1ホール目。鈴木は攻めた。しかしボールは無常にも池へ。対する内藤は、冷静なマネジメントでパーパットを沈めた。念願の嬉しい初優勝の瞬間だった。
「どうしても欲しかったタイトルです」内藤は2000年にトーナメントプレーヤーとして入会。ツアー出場を目指して、プロ活動を続けてきた。試合に出られない時はレッスン活動をしながら、ゴルフを多角的に勉強しようと、ティーチング理論を勉強した。指導は説得力や根拠が必要だからだ。2013年にティーチングプロB級を受講し、続く翌年にもA級講習会に参加。ジュニア指導員資格も取得した。
「昨年、師匠の戸島省一プロが突然亡くなられ、さらに父親も他界してショックが続いていました。生きている間に恩返しをしたかったですが、上からこの勝負を見守ってくれていたのかもしれませんね」と天からの力に感謝していた。
この優勝は、トーナメントプレーヤー、ティーチングプロの両資格を持つ内藤をはじめとする会員にとっても、新たな光を見出したものとなった。
高崎 龍雄
第11回 PGAティーチングプロ選手権大会
〔三重県 チェリーレイクカントリークラブ 6,666ヤード、パー72〕
日程:10月1日(木)・10月2日(金)
参加選手:120名

高崎龍雄が初優勝、昨年のリベンジ果たす!
昨年惜しくも優勝を逃した高崎龍雄がトータル9アンダーで初優勝を飾った。2位は初日トップだった小林浩二、3位には最終日3アンダーで回った鴨林猛徳が入った。
初日が終了したあと練習場で300発打ち込んで最終日を迎えた高崎。「試合中はれんしゅうしないけど」と言いながら、試合前にひらめいたスイングイメージを確認するために練習場に足を運んだ。その甲斐あって、最終日も1番のティーショットからその成果がでた。
「これまでは強く叩く意識があり曲がってしまうことが多かった。でも今日はイメージど通りのドローを打つことが出来た」と、納得の表情を見せた。
「スコアボードが無かったので優勝の確信はもてなかった」とはいうものの、17番ホールをバーディーとし9アンダーと伸ばしたときに「いける」と感じたと言う。
2002年にシード落ちをしてから優勝がかかった場面を経験していない。最後の優勝は2001年のチャレンジ競技。「一日中しびれた感じはあったが、昨日のスイングリズムを崩さず自分のゴルフを貫き通すことが出来た」と勝因を語った。そして「ゴルフ人生の中で優勝はとても大きい存在です。」と付け加えた。
また前日、お父さんが十二指腸潰瘍で急遽入院したが、「帰ってこなくていいから頑張れよと電話で言ってくれたことに応えられた」とほっとした笑みを浮かべた。 感慨深いリベンジ優勝となった。
山下 英章
第4回PGAティーチングプログランドシニア選手権大会
〔岐阜県 谷汲カントリークラブ 6,327ヤード、パー72〕
日程:11月5日(木)6日(水)
参加選手:66名

山下英章が逃げ切り、2度目の優勝!
60歳以上のティーチングプロA、B級取得者(トーナメントプレーヤー会員でA・B級取得者も含む)が対象で、各地区研修会の成績上位者による大会が岐阜にある谷汲カントリークラブで新人戦と同日開催された。
初日7バーディ1ボギーの66でロケットスタートを切った山下英章の活躍に注目が集まった。第2回大会(2013年)のチャンピオンとして、タイトル奪回を狙っていた。絶好の位置だった。しかしプレッシャーなのか、相性のいいコースなのにスコアメークに苦しんだ。最終同組のドラゴン瀧が折り返しの18番、1番ホールで2連続イーグル。山下に2打差詰め寄ったが、瀧がその後スコアを2つ落とした。
山下はこれ以上スコアは崩せなかった。攻めと守りのプレーで2打差を逃げ切り嬉しい優勝で2勝目を飾った。
山下は「優勝するというのは本当に難しい。今年は関西グランドで2位、日本グランドで6位と調子は悪くなかったので、結果を出せて本当に嬉しいです。この大会での優勝を目指していたからね。60歳のグランドでもまだまだ試合を楽しめることは幸せです。所属コースでのラウンドレッスンや、週1回開催しているジュニアレッスンなど、ティーチング活動も現在は充実しています。これからも技術の研鑽とゴルフの普及活動に邁進していこうと思います。」と明るく語った。