大阪府立吹田東高等学校で、体育の選択科目に「ゴルフ」を選んでいる生徒たちが、先月、ついにコースデビューを果たし、ゴルフスポーツの体験を味わった。PGA、KGU(関西ゴルフ連盟)のバックアップ、そしてゴルフ部強豪校の大手前大学の協力体制の下で実現した「アクティブゴルフ体験授業」という新しい取り組みに対し、大阪府教育委員会より、PGA倉本昌弘会長宛てに、感謝状が送られた。


大阪府の公立高校23校では、体育の選択授業にゴルフ科目を取り入れており、1回2時間の授業を年8回、受講することが可能となっている。吹田東高校のゴルフ授業では、近隣のゴルフ練習場を利用させてもらい、ゴルフのスイングや基礎知識を学んでいる。しかし、目標でもある「コースデビュー」を実現させるには多くの制約があり、ゴルフに取り組んだ生徒たちの興味を惹きつけられないかと、先生たちは苦悩していた。


そんな中で、PGAがゴルフ人口拡大として提唱している「PGAゴルフアカデミー」の施設の利用を、PGA渋谷稔也副会長が紹介し、吹田東高校の生徒たちに利用してもらおうとする取り組みが始まった。


そして、2月7日火曜日に、念願の「コースデビュー」の日を迎えた。兵庫県加東市にある東条の森カントリークラブに、大手前大学のバスに乗ってきた9名の吹田東高校の生徒たちは、初めてのゴルフ場に興奮していた様子。9名の初心者に対して、大学ゴルフ部の学生ら25名がこのコースデビューをサポートするという「高校・大学連携の合同授業」と、大きな企画となった。


午前中は、PGAゴルフアカデミーのプロ指導による「コンディショニング」を全員で体験した。その後、コース内のアプローチ場、練習グリーンで実習。午後は、いよいよコースに出て、3ホールの体験ラウンドが実現した。たくさんの仲間と分かち合ったゴルフの経験は、社会人になっても役に立つ、貴重な体験になったことだろう。


大阪府の取り組みのように、だんだんとゴルフが授業として選択され、地域で大きなサポートがうけられると、ゴルファーも少しずつ増えていくのかもしれない。自治体と、ゴルフ関連団体、そしてゴルフ場が一体となったゴルフデビューへの取り組みが、日本各地で広がりをみせることを期待する。