プロテスト合格者による「第18回 日本プロゴルフ新人選手権大会 房総カントリーカップ」の最終日は、強い風と断続的に降る雨の影響によりスコアが伸び悩む中、本日1アンダーで回った黒木紀至(テレビ宮崎)と初日首位の松田一将(ザ・ロイヤルGC)とのプレーオフとなり、プレーオフ1ホール目に黒木がバーディで優勝の栄冠を獲得した。

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新人戦優勝を決め両手を挙げる黒木

 最終日は、選手たちを苦しめている高速グリーンに加え、コース内を吹き荒れる強い風と時折強く降る雨に我慢のゴルフを強いられる1日となった。
黒木は今日の天候を考えれば「3アンダーが目標。60台でラウンドすれば優勝と思った」と我慢のゴルフに徹したゴルフを目標とした。前半の9ホール(bP0スタート)は2バーディ、1ボギーの1アンダー(35)にまとめ、上位陣が崩れてくるの待った。

新人戦3位となった杉山

 最初にスコアが動いたのは15番。昨日まで2位につけていた杉山和靖(レイクウッドGC)がティショットをOBとしトリプルボギーをたたき1アンダーに後退。
そして首位だった松山一将(ザ・ロイヤルGC)は前半をパープレーでまとめたものの、その後スコアを崩し、ターン後の7番では黒木と並ぶ様相に。
黒木は「7番の1.5mのバーディパットは大きかった」と勝負どころのパットと考え、このホールをバーディとし松田とに追いつきトップに並んだ。
 
 



新人戦惜しくも2位となった松田

 並んだ後にチャンスが来たのは最終ホールの9番。黒木の2オンに対し、松田は手前のバンカー。さらに悪いとことに目玉の状態。出すだけが精一杯となりこのホールをボギーとしてしまう。
しかし黒木も1.5mのパーパットを入れれば優勝だったが、これをはずしボギー。プレーオフにもつれ込んだ。

新人戦セカンドショットを打つ黒木

 プレーオフは9番を使用することとなったがここで奇異な現象が起きる。黒木の打ったティショットは36ホール目のティショットの位置とほぼ同じ位置、それもディボット跡が残るすぐ横であった。
そして、7番アイアンで打ったセカンドショットは1.5mのベタピン。これも36ホール目のパーパットの位置とほぼ同じ位置であった。
これに対し松田は2オンに失敗し、さらにアプローチもグリーンオーバーとなり万事休すかと思われたが、約10mはあろうかと思われる距離をパターにてねじ込みスーパーパーとした。
 しかし黒木は焦らなかった。36ホール目に一度経験している1.5mを入れるだけの作業を難なく決め、日本プロ新人選手権房総カントリーカップの優勝トロフィーを勝ち取った。
将来の夢は米国PGAツアーで優勝をすること。スタート前の立てた戦略を実行し勝ち取った経験は今後大きな大会でもきっと生かされると信じている。