PGAティーチングプロB級受講会員を対象にしたPGA入会セミナーが、12日、東京にある世界貿易センタービルで行われました。今年は82名を新入会者として認定。20歳以上というオープン化の受験資格では、20名の合格者が誕生しました。約1年半PGAゴルフ論を学び、座学や実技のテストをクリア。会員としては2017年1月1日付での入会となりますが、この日先駆けて、ティーチングプロB級の認定式が行われました。

受験時期は2015年春先。実技、筆記、面接に合格した後、受講生として同年11月から前期4学期、後期2学期の計6学期に渡って、PGAの指導マニュアルでもある「基本ゴルフ教本」のゴルフ論を習得してきました。講習会では、数々の厳しい検定が行われ、その全てに合格した受講生だけが、入会セミナーを経て、PGAティーチングプロ会員として登録され、入会に至ります。


入会セミナーでは、「暴力団との関係遮断」といった話の他、ゴルフ法学、ゴルファー保険に関する講義が用意されました。今回、所用で会場に駆けつけることができなかったPGA倉本会長のビデオメッセージが用意され、新入会員へメッセージが伝えられました。


「会員総数の半分以上がティーチングプロの方たちです。一緒にPGAを動かしていき、素晴らしいゴルフライフを作っていきましょう」と、これからの活躍に期待を込めた内容です。その後、井上建夫副会長から、1人1人に会員証が手渡されました。


来年から、PGAティーチングプロB級82名が、新しいゴルフの伝道師としてスタートを切ります。


PGA入会セミナー
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◆ 新ティーチングプロB級会員 入会の声 ◆


PGA新メンバー

◇ 仲村 晃一 (ステージゴルフアカデミー 42歳) ◇
※検定やレポート等の得点が総合的に優秀な今期の受講生


先輩から紹介してもらったインドアの練習場の仕事も10年以上になり、年齢も40歳という節目を迎え、「ゴルフを見直してみよう」と、ティーチングプロの試験に挑戦しました。仕事の立場も、変化を迎える時期でした。


小さい頃からゴルフが好きだということもあり、もっとゴルフを知りたい、伝えたいという気持ちを強くももっていました。競技ゴルフの世界も覗きましたが、目指したいものとの違いは感じていました。


実際の講習会は、想像以上に大変でした。基本ゴルフ教本の内容を覚え、実際にレッスンを行うという検定は、毎日がハードなトレーニング。それ以上に、新しい発見もたくさんありました。クラブによって、ボールを置く位置は変えるものだと思っていましたが、ゴルフ教本では、同じ位置に置く。PGAの理論を新しく知り、実践することで、ゴルフの新しい見方ができたように思っています。


講習を通じて、全国から集まった同じティーチングプロの方と知り合ったことは貴重な時間となりました。そして、これからは今の会社で長年培ってきた人脈を活かして、ゴルフ界の盛り上げに貢献できれば嬉しいです。ゴルフをしたことのない人たちに、楽しさや、充実感、達成感を味わっていただけるよう、これからもゴルフの魅力を伝えていきたいと思います。



◇ 梶ヶ谷 孝宏 (儀兵衛丸・52歳) ◇


私は高校卒業してから、釣船業を生業にしてきました。「釣り」と「ゴルフ」は、人に喜びを与えるという点では似ています。どちらも高い運動神経を必要としませんが、突き詰めると難しい。そしてとても面白いスポーツなんです。


趣味で始めたゴルフ。ゴルフを始めたのは20歳後半でしたし、ずっと独学でプレーを楽しんでいました。2年前に、ゴルフ雑誌に「受験オープン化」という広告をみて、応募したのが、ティーチングプロを目指すきっかけです。


いくらゴルフが好きでも、今までやっていた自己流のゴルフスイングでは、人が参考にすることが難しい。ゴルフ教本に夢中になり、基本のスイングを目指し、努力を重ねました。


自己流ですし、レッスンも受けた経験もないので、かえって勉強のすべてが新鮮でした。栄養学や、ゴルフ心理学という講義内容は、特に実践的な勉強で、興味が膨らみました。しかし、教本の内容を説明する検定には、かなり苦労したので、合格するまで1年以上かかりました。時間の掛かった分、ゴルフをより深く学べたことも事実です。たくさんのことを吸収させてもらいました。そして、たくさんのティーチングプロの仲間に出会い、励みになりました。


ようやく、スタートラインにたちました。これからは、アマチュアとプロの目線の両方からアドバイスができる。自分がたくさん悩んだ分、優しいレッスンを目指します。ティーチングプロとして、ゴルフを楽しむ手伝いをして、喜んでもらうということが目標です。





PGA新メンバー


◇ 大西 翔太 (フリー・24歳) ◇

水城高校時代、ゴルフ部の監督に「レッスン向きだよ」と言われたことが、ティーチングプロを目指すきっかけでした。卒業後、ゴルフ場に3年お世話になっていたときもありましたが、一方で、レッスンの要素でもある「コーチング」や「レッスン」にも興味があり、勉強もしていました。妹が女子プロゴルファー(大西葵)なので、キャディー兼コーチとして試合に同行させてもらったことがあります。そのときに、他のプロの方からも、スイングをみてもらいたいというリクエストをもらい、現場で応じることも増えていて、この機会にPGAのゴルフ理論を学んで、ゴルフに強い説得力をつけようと考えてました。


白木仁先生のゴルフスイング論の講義は興味深かったです。骨の動きや筋肉の使い方といったことも、コーチングに生きる講習内容でした。説明検定も、口述しながら実践するのは難しい反面、新鮮な気持ちで向き合えました。受講を振り返ると、ゴルフの基本や、自分のゴルフをしっかりと見つめなおせたということは、大きな収穫でした。もっとゴルフを深く知りたいという向上心もでてきました。


今年は、青木瀬令奈プロのコーチ兼キャディとして活動してきましたが、これからも、プロの選手がベストの状態で活躍できるよう、もっとスポーツゴルフへの研究を深め、研鑽を積んでいきたいと思います。





◇ 田中 翔  (東京多摩川ゴルフ練習場・22歳) ◇

3代続くプロゴルファーの家族で、実家が練習場を経営しています。祖父からゴルフを教わり、尊敬する父のレッスンする姿を見て育ったので、いつかは父のように、ティーチングプロになるということを目指していました。


ゴルフは10歳から始め、中学・高校とゴルフ部に入っていましたが、大学を中退をし、オーストラリアのゴルフ留学へ。そこでは、体重移動は左だけに重心を乗せるとか、オーストラリア向けのゴルフ論に、驚くことも多かったのです。しかし、多くのゴルフの見方を持っておかないと、ゴルフの引き出しが増えないので、それはそれとして、受け止めていました。日本に戻って、ゴルフ場で練習させてもらいながら、ティーチングプロの受講生に応募したのです。


講義では、とにかくスクール検定が困難でした(笑)。説明検定で教わった言葉もわかっているのに、レッスン経験がないので、緊張して言葉にならなかった。それでも、ティーチングプロには必要な要素でしたし、必死でトレーニングして、検定に受かったことを覚えています。何度も挑戦した検定の経験があるから、今は、説明する要点がはっきりしてくるくらい、スイング分析が楽しくなっています。


将来は、練習場を継ぎ、ティーチングプロとしてレッスン活動に励みたいと思います。そのためには、ゴルフの見識を広く持ち合わせ、いろいろな人の悩みに合わせた引き出しを持ちたいです。これからは、もっと気持ちを引き締めて、ゴルフ技術の向上を目指します。

PGA入会セミナー
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